2018年2月11日日曜日

龍が如く極2

PS4専用ソフトで発売された龍が如く極2の感想レビュー。
2017年12月7日に発売された龍が如く極2は、
以前から発売されていた龍が如く2のリメイクソフトにあたる。
そこに極2で新たな要素を加えて販売したものが発売されたゲームソフトです。

何が新しくなったのか?といえば、まずは龍が如く6から採用された
オープンワールドのようなシームレスに建物に出入りできるようになり、
東京・神室町だけに限らず、大阪・蒼天堀もドラゴンエンジンでリアルに描かれた。
街の看板なども実寸大に作り直しなどもされているのだとか。


根本的なストーリーそのものは龍が如く2と一緒です。
関西の極道組織・近江連合の郷田龍司との抗争を描いた物語。
キャストなんかはモデリングが新しく作り直されたり、
新たな俳優や芸能人の顔をキャプターして登場したキャラクターなどもいる。

その他には真島吾朗の追加エピソードなども付け加えられ、
どういった経緯があって東城会を辞めたのかや、神室町ヒルズなどはどのようにして
建設していったのかなど、そういった小さい部分のストーリーを補っている。
ただ物語自体はすごく短いので、期待できるほどのボリュームではなかった。



バトル要素も龍が如く6の要素と基本的な部分はそう変化はなく、
桐生一馬の成長要素なども従来のように経験値で能力を解放させていく流れです。
ヒートアクションに関しては、サブストーリーを攻略することで
街の住民との絆が深まり、馴染みヒートアクションを繰り出せたりできる。
いわゆる特定の場所で発動できるヒートアクションみたいなものです。

龍が如く極2にあるクランクリエイターは、龍が如く6にあったタイプと同様で、
こちらは防衛型に作り直した感じのミニゲームです。
一回あたりのプレイ時間が10分ぐらい経過するので、ややダルく感じる。
また新たな従業員を得たとしても、SRクラスの従業員しか使わないので、
下位クラスの従業員がまるで意味がないのはどうなんだろう・・・

キャバクラの水商売アイランドなんかは龍が如く0からあったシステムを
そのまま持ってきた内容です。そこに石油王が来店して微妙に資金が増える程度。
一回あたりの金稼ぎが多いので、龍が如く極2では水商売で大半の資金が
稼げてしまうので、それ以外の金稼ぎが死んでいるような感じだった。
他にも稼ぐ手段はあるが、時間あたりの稼ぎでいえば水商売アイランドが一番です。


その他、街ではコインロッカーの鍵を入手したり、遥のおねだりを聞いてみたりと
そういったところはこれまでの龍が如くが如くシリーズと同じです。
敵とのバトルはエンカウントで発生し、シームレスにバトルへと展開するが、
敵と衝突したときにやや時間差があるというか、2秒ぐらい立ち止まらないと
バトルが開始されないこともあり、何かスムーズにいくものではなかった。

バトル絡みの要素では用心棒ミッションやエンカウントボスなど、
戦う要素は多くあれど、やはり作業的に感じてくるところもあり、
用心棒ミッションは3つの難易度を用意する必要はなかったと思う。
まさか同じコースを何度もやらされるとは思っていなかった・・・

賽の河原の闘技場も健在。しかし闘技場で新たなステージが解放される条件や、
新たな選手が追加されるタイミングが相変わらず分かりづらい。
普通に新たな選手が追加されたのであればテキストでお知らせが入るとか、
あっても良かったのでは?と思うが、いつの間にか追加されていた
といったような感じなので、何かと不便を感じた。


あとは龍が如くシリーズといえばプレイスポットだが、こちらは以前から
存在したものが使いまわした印象が多い。
賭場やカジノはイカサマアイテムで簡単に攻略できるようになっていたので、
それほど苦労した感じではないが、麻雀とか凄く面倒だった。
麻雀のルールを知らない人があれを攻略できるか怪しい・・・

スポーツでは野球のバッティングと、ゴルフのスイングを楽しむものがあったが、
やや難易度は高めですね。どちらも慣れるまで時間がかかるタイプかと思う。
バッティングは龍が如く6とそのまんまでした。

新しく追加されたミニゲームはグラビア撮影スタジオ(青山ひかる、橋本梨菜)と、
クラブセガでプレイできるトイレッツというトイレで遊ぶミニゲーム、
またバーチャロンをプレイすることができます。
とはいえ、どちらも以前から存在するものなので移植したものです。

グラビア撮影スタジオは、撮影を楽しむというより、会話の選択肢を繋げて
遊ぶ内容なのである意味退屈に感じる可能性が高い。
最初だけ何となく言葉を選んでたが、途中からどうでもいいとなりやすい。
トイレッツは二種類のゲームが用意されてたが、鼻から牛乳での意味が
分かりづらく、最初はどうやって勝利するのか意味不明だった。
何か説明するための言葉が足りないように感じる。

バーチャロンに関しては、さすがに古臭いですね。
こちらはガチでゲームをプレイする必要はなく、ただキャラクターを選んで行けば
達成目録を攻略できるため、苦労する部分はありませんが、
昔のゲームなのであまり操作性も良くなく、移植する意味があったのか?と
やや疑問に思うところもあった。それを言ってしまえばバーチャファイター2もか・・・
レトロゲームを追加したがるのは何故だろう?新しいミニゲーム作れなくなったのかな。


ですので、全体的に前からあったゲームを龍が如く極2に移植、
または若干中身を変えた程度のものを作ったという感じですね。
そこに新しさがあったか?と言われると微妙に感じるかもしれない。

もっとも龍が如く2そのものを知らない方であれば十分楽しめるゲームだが、
すでに中身を知っていれば、やはりリメイクソフトに思えてくるかも。
やることは多いが、何か作業的で薄っぺらい系統のゲームにも思えてくるんだよな。

トロフィーコンプリートを目指さない人にとっては、割と感じないかもしれないが、
とはいえメインストーリーだけだとボリュームは少ないので、
どこかでやり込む流れは組み込めなかった感じか。

あとはDLCなんかはいつものように無料配信もあれば、有料タイプもある。
クランクリエイターのDLCはずいぶんと有料配信が多く、
全て購入すれば5千円くらいになったかと思う。
購入しなくても攻略は十分可能だが、
結局クリアが苦手な方は「金払え!」という流れが残念だった。
龍が如く極2 動画

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