北斗が如く

PS4専用ソフトで発売された北斗が如くの感想レビュー。
2018年3月8日に発売されたが、当初は2月22日に発売される予定でした。
しかし更なるクオリティアップをはかるべく延期されました。

北斗が如くは、原作は漫画の北斗の拳でラオウを倒すところまでの内容を、
龍が如くシリーズを製作してきたスタジオが作ったゲームです。
半分くらいはセガのオリジナルストーリーで、もう半分は原作の流れを組んだ
北斗が如くといったストーリー構成でした。


プレイヤーはケンシロウとなり、奇跡の街・エデンと呼ばれる水や電気といった
資源豊富な街と、辺りは砂漠化した砂と煙にまみれた荒野を行き来しながら、
ケンシロウの嫁であるユリアを捜すのが北斗が如くの物語となっております。
エデンにユリアがいるという情報を手掛かりに。

ですので、舞台はエデンと荒野だけです。
荒野のほうはかなり広いエリアをバギーで移動することになります。
各地にはガソリンスタンド+セーブができる所があり、そこにいる商人に話かけると
ファストトラベルを利用できるようになったりもする。
そんな感じで移動時間を短縮できる要素などがあります。



エデンの街並み、荒野について
エデンは龍が如くの蒼天堀よりも若干狭いエリアで、
基本的な販売店や飲食店があり、防具・アクセサリーを購入できるショップがある。
ショップ数はそれほど多くはないので、田舎のバザーという雰囲気が感じられる。
通路幅は狭いので、何かと強制的に敵とのバトルがなりやすい。

ミニゲームなんかは龍が如くシリーズの従来からあったカジノ系や、
ゲーム屋ではレトロゲームやUFOキャッチャーなど、前からあったミニゲームは
一通り存在している。無いといえば賭場くらいでしょうか。
そこに北斗が如くで追加されたミニゲームがいくつかある感じでした。

そこにエデンや荒野でサイドミッションが発生します。
サイドミッションは要はサブストーリーのことで、いつもの流れの展開だったり、
ちょいとバトルをして報酬やら経験値を受け取ります。
全部で80種類サイドミッションがあって、異次元からやって来たのか?
なぜか古牧や亜門が登場してケンシロウと戦うことに・・・

それと一般のバトルでは、バトル後に敵から宝の地図を入手することがあって、
荒野へ出かけて現地まで行くとボックスが置いてあるので、
それを調べてバギーパーツやら素材を入手していく内容になっている。
公式サイトでは探索要素として語っているが、探索というほどでもないです。
ただ現地へ行くとアイテムボックスが置いてあるといった感じだった。


バトル要素
北斗が如くのバトルでは、基本てはラッシュコンボに加えて、
敵の秘孔を突いたり北斗神拳の奥義を繰り出す戦い方となっています。
ケンシロウは投げ技は使用しないので、代わりに秘孔を突くアクションを加えた
といったところでしょうか。敵の秘孔を突くことで状態異常を起こさせ、
行動不能にすることができ、そして奥義チャンスとなる。

奥義は龍が如くでいえばヒートアクション要素に代わるもので、
とくにゲージを消費して撃つタイプではなく、奥義チャンスになれば発動できる。
ですので最低一回は攻撃して秘孔を突くといった動作は必要になってきます。
奥義中は毎回QTEが発生してしまうので、かなり面倒くさいという印象がある。
また演出が長くとられているのでダルいですね・・・

その他、トキの修行を教わることで新たな奥義や技を習得したりできる。
こちらはごくあり触れた師匠からの修行のような感じで、
ある条件を達成した後にトキを倒せば習得するような流れでした。

また宿星護符というアイテムのようなものがあり、それを使うと各キャラクターの
能力が一回だけ発動するといったバトル要素もありました。
宿星護符を発動後は一定時間が経過するとまた使える仕様で、
割かし強力な技が発動するようになっている。

もっともバトルに特化した護符効果だけではなく、
中にはフィールドで使用すると恩恵が得られるものなども存在する。
なので有効的な使い方をすると攻略しやすくなるアイテムのようなものでした。
無料で配信しているDLCなどでも追加系の宿星護符がいくつかあります。


黒服ケンシロウ
ナイトクラブの黒服ケンシロウはキャバクラだが、
龍が如く0や極2にあった水商売アイランドと同系の内容です。
ただ遊んだ感じではほぼ同じようなタイプで、むしろ劣化しているような
印象すら感じられるのは何故だろう?イベントがやや幼稚なところがあるからだろうか。

黒服ケンシロウは基本的にはミッションを攻略していくタイプで、
こちらは売上を稼いでいく内容です。そこに新しくキャストをスカウトして、
ナイトクラブで従業員を増やしていく流れとなる。
ストーリー的には1億円の借金を返済することになるので、
最低100回はミッションをクリアすることになるでそう。

賞金首ハンター
賞金首ハンターでは衛兵詰め所にて、囚人と戦って金を稼ぐバトルミニゲームの
ようなもの用意されてます。いろんな殺人鬼の張り紙を選択して、
対象の目的地でバトルをして金を受け取るだけの内容です。
せめて自分で探すとか、何かしらゲーム要素があればいいと思った。

一応サイドミッションに話が絡んでいるので、ちょっとした殺人鬼リッパーを追う
ストーリー風になっていた。だけど途中ぐらいから、
「こいつ絶対リッパーだよね」と、すでに犯人が分かってしまう作りは萎えた。

コロセウム
エデンの中央にあるコロセウムでは囚人闘技と決闘をプレイできる。
まあ一言でいえば闘技場です。囚人たちと戦うことで勝利ポイントを獲得して、
景品と交換していくシステムです。囚人闘技は集団戦で、決闘はタイマンです。
決闘の方は、これまでに倒してきたボスが登場するが仮面を被ってます。
なのでボス戦を再度戦うというより、モブキャラと戦っているような残念な感じ。


商売人ケン
商売人ケンは、ケンシロウがリンが働いている店を手伝う内容で、
ミニゲームというよりはほとんどお使いゲームです。
とくに報酬量も高くはないので小銭稼ぎにすらならないもので、
リンとの絆を深めるという澤村遥のおねだりシステムのようなもの。
ゲームとしての印象は薄く、とくに面白いといった内容ではなかった。

セガ・マークⅢ版の北斗の拳
セガ・マークⅢの北斗の拳は、こちらのレトロゲームの部類に入るミニゲームだが
アジトのほうでプレイする流れとなる。今更ドットゲームアクションかよと
想いながらもプレイすると難易度はやや高め。とくに面白いという印象はなかった。
まあ昔のゲームはこんなもんだよねと。

50万点を稼ぐ攻略達成を求めてプレイすることになるが、雑魚狩りをひたすらすれば
目標額に達成するのはどうなんだろう?と疑問に思うところがあった。
せめてどこそこのステージをクリアするという設定の方が良かったのでは?


ケンシロウ・クリニック
ケンシロウ・クリニックは、ケンシロウが患者の秘孔を突いて治すリズム音ゲーです。
悪漢でやってくればボタン連打で撃退する内容。
診察曲はA~Hと割と豊富にあって、曲名は誰もが一度は聞いたことのある曲かな。
どんぐりころころ、クラリネットをこわしちゃった、うさぎとかめなど
そんな感じの楽曲です。そのアレンジされた曲をリズムよくボタン押しする。

バーテンダー・ケン
バーテンダー・ケンは、ケンシロウが代わりにバーテンダーを勤めるミニゲーム。
シェイク、ロックアイス、ステアの三種類のミニゲームを時間までに
それぞれ作っていく感じのタイプで、操作方法はボタン連打や順番に目押し、
右スティックをグルグル回したりと実にシンプルな操作の遊びとなってます。

ただ難易度がレベル3になると、グルグルとカクテルを回すミニゲームは
結構な高速で回さないといけないのでコントローラーが壊れないかと
冷や冷やすることが多かった。よって攻略したあとは二度と遊びたくない
系統のミニゲームだったような・・・。ガチで高速に回転しないといけないので、
かなりの力が加わっていると思うんです。


デス・バッティング
荒野の旧野球場でプレイできるデス・バッティングは、バイクで突っ込んで来る
モヒカンどもを鉄柱でケンシロウが打ち返す、野球のバッティングゲームです。
鉄柱をバットのように振ればいいだけのゲームなんですが、
タイミングが異様に難しくできている。ホームランを打てるタイミングなど
わずかな時間があり、そこのタイミングに合わせてボタンを離すタイプの内容。

見ている分にはデス・バッティングはすごく簡単そうに見えるが、
超級コースなど速いスピードで突っ込んで来るので以外と難しい。
奇跡のアクセサリーで飛距離は伸ばせるが打ちやすくなる訳でもないのでアレだ。

バギーレース
バギーレースは、荒野の各地にてバギーでレースをする内容。
事前に荒野などでバギーパーツを入手するなどして、
バットのところでカスタマイズを行って強化してからレースに参加する。
まあ普通のレースゲームですが、耐久力を回復アイテムだったり、
景品に使用するBPというコインを入手しながら走行することになる。

新しいコースなどは荒野にいくつか点在しており、
一度現地にいくと新しくコースが追加されるようになってました。
いろいろとあるが、サイドミッションを攻略すれば全コース走行できるようになる。


いろいろと思うところの感想
北斗が如くのストーリーそのものは10時間そこらもあれば攻略できる
ボリュームだったかと思います。その後ミニゲームやら勲章達成を目指したりして、
トロフィーをコンプリートするまでがやり込み要素となります。

ストーリークリア後の追加要素ではエンドレスエデンが用意されているので、
そちらでやり込むこともできる。いわゆるプレミアムアドベンチャー機能です。
そして全てをコンプリートするには二週目まで攻略しないといけない仕様だった。
難易度を変えてEX-HARDを遊ぶことになるので、計画的にエンドレスエデンにて
やり込んでから二週目プレイを行ったほうがスムーズです。


そうはいっても、かなりの数でコロシアムやカジノ、またバギーレースを行ったりと
ひたすら修行のように繰り返しプレイすることになるので大変だった。
どれも100回以上はプレイすることになるかと。黒服ケンシロウもそのくらいの
回数でプレイすることになるので、それだけでも結構なプレイ時間になります。
なので最後までコンプリートする前にダレて萎えてくるようなゲームだった。

そもそもゲームのボリュームの少なさをこういった回数で補っている感が強く、
そこにケンシロウやら北斗の拳の魅力が詰め込まれているのか?と言えば、
実に微妙なところである。それならサクッと遊び終えてしまった方が
ユーザー体験としては良かったように思える。