スターオーシャン5

PS3、PS4ソフトのスターオーシャン5の感想レビュー。
今作のナンバリングは約6~7年ぶりに新作が発売されました。
販売はスクエニで、開発はトライエースです。

スターオーシャンとは星の海のことであり、SF+ファンタジーRPGと言ったところです。
一度の発売日延期が発表され、さらにPS3版は一ヶ月遅れの発表があり、
PS4版が先行発売されることになった。

縦マルチの販売であるが、PS3版は若干のグラフィック処理の緩和が入っており、
草などあまりいらないものが排除され、遠くに見えるエネミー処理がされ、
ゲームマシンに負担のかからないように工夫されてます。
PS4では60fpsなのでPS3版よりは良いが、そこまでPS3版が見劣りするものでもなし。


スターオーシャン5のストーリーは、地球から6000光年離れた惑星フェイクリードが舞台で、
隣国同士で戦争になっており、その不安定な時期を暗黒の7年間と呼んでいる。
主人公の父親・ダリルも軍に所属しており、度々最前戦で攻めてくる隣国と戦っている。
一方、主人公のフィデルはスタール村で剣術修行に励んでいるような青年です。

そこにスタール村を襲う盗賊が絡み、そして謎の少女リリアと遭遇することにより、
次第にリリアを助ける方向性になっていく物語でした。
スターオーシャンは小難しい宇宙歴などがありますが、そういったことはまったく気にせずに
プレイできるような感じです。むしろストーリーに関してはシンプル且つ幼稚な内容なので、
良くも悪くもすんなり頭の中に入る内容かと思います。悪く言えば薄っぺらい物語かな。


スターオーシャン5ではシームレスに進化している。
フィールドと街へ出入り、街や宿屋へ出入り刷る際はローディングが必要であるが、
フィールドからバトルにおいてはローディング無しでスムーズにバトルが開始されるのが魅力だ。
だが、×ボタンでダッシュができるとはいえ、設置されているボタンに問題があり、
ダッシュしながら右スティックでカメラアングルを動かせないのはすごく残念であった。

バトルでは小攻撃、大攻撃、ガードの3すくみによる攻防が展開されているが、
そこまで気にする必要は全くなく、中盤頃からは大攻撃の必殺技をメインに連発すうように
なっていくので、この3すくみの関連はどこか崩れているようにすら感じられる。
とはいえ3すくみの関係に勝利すれば超必殺技であるリザーブラッシュが使えるゲージが
増えていくため全く無視されるシステムでもない。

そこにステップや大人数バトルなのでキャラクターチェンジ、攻撃をうまく繋げることにより
キャンセルボーナスによる攻撃力アップ、他にはコンボボーナスなどが用意されている。
それは意識することなく普通にプレイしてればいいので、気にする必要はまったくなかった。




スターオーシャン5のマップはそれほど広くはなく、街に関しては5つしかないほどで、
シームレスとはいってオープンワールドの広さを持つゲームではない。
むしろRPGにしては小さく感じる可能性が高いと思う。
フィールドやダンジョンの数にしても、普通のRPGと比較するとそれほど多くもなく、
同じところを何度も行き来させらてしまうようなゲーム仕様になっている。
そこら辺りはうんざりする部分もあり、ゲームボリュームを長くしようとしているようにも感じる。

街ではクエストなるものが掲示板に用意されており、クエストを攻略することによって
報酬が貰えたり、経験値やスキルポイントを得れます。
ごくごく普通の王道RPGにありがちな内容で、どこそこにいるエネミーを討伐してこい系や、
素材を見つけて納入しろといったお使い系のクエストが大部分です。


さらに街ではスターオーシャンシリーズでお馴染みのプライベートアクションが用意されている。
日常の中で仲間たちの様子を合間見る内容で、シナリオ攻略後に個別エンディング
設けられているので、それに関連する感情度の変化が絡んでいるシステム。
会話の中で選択肢が出されることもあり、見えないパラメーターが上がり下がりしている感じ。

プライベートアクションでは散開ポイントで発生するものや、道中を移動していると発生する
タイプなどがあり、いずれもエリアを切り替えすることにより新たなプライベートアクションが
発生する仕組みとなっている。これがまた凄く面倒な仕様で、全てのPAを見るには
一度見たら宿屋などでエリア切り替えを行って発生させたりと、ひたすら作業的な
繰り返しを行う必要があるため、とにかく面倒且つ退屈だったという印象が強い。

PAの会話においても一言で終わったりと、内容が凄く短いものが多数で、
キャラクターを彩るものでもなく、サブストーリーに満たないものだったのが残念であった。
ゲームの流れをぶち壊している感もあるので自動PAは排除すべきであると感じた。
とにかく内容も陳腐なのでやる価値を見いだせないといったところである。


フィールドでは採集ポイントがあり、素材を入手したりできるがパーティスキルという
仲間たちが共有して使えるスキルがある。
他には武器防具アクセサリーを作成したりする場合も、まずはパーティスキルを習得してから
それらを行う流れになっている。パーティスキルのレベルをスキルポイントを使って
上げることになるが、Lvが上がればそれだけ上位の装備が作れたりする仕様です。

まあここら辺りの仕様が少し古い印象を受けた。そもそもパーティスキルを習得するにしても
まずはウェルチのクエストを攻略する必要があるので、まともに装備を作れるようになるまで
時間が少しかかりすぎるような気がする。

またわざわざレシピ合成クリエイティブ合成で武具を作らずとも、ショップで購入できる
武具でストーリーは事足りてしまうのは、ゲームのバランス的にどかと思ったところもある。
いずれにしてもやりこみ要素ではあるが、どことなく作業的に素材を集める必要があるし、
エネミーからのドロップ率も良いとはいえないので、そこらに費やす時間が多くなってしまう。


それゆえ店買い武器でストーリーだけを進めて、クエスト攻略をそっちのけで遊ぶと
ゲームボリュームが異様に少なく感じてしまう恐れがあるといえる。
そこらのゲームバランスが取れていないのでスターオーシャン5は駄作だと世間から
言われている要因にもなっている。

またバトルにおいても、フィデル以外のキャラクターにチェンジしている状態で
戦闘が開始されると味方はエスケープゲージが溜まるエリアの外にいるため、
バトルが開始した直後からエスケープしてしまうという事態に陥ることは多々あったのは
非常に残念なことだった。ちゃんとテストプレイしたのだろうか?と思うところがあり、
システム面を煮詰められていない感がありました。


バトルでは豊富にあるロールを付け替えすることで、個々の戦闘AIをコントロールできる。
いわゆるAIにおまかせる作戦を設定できると言ったほうがわかりやすいだろうか。
ロールには攻撃系ロール防御系ロール回復系ロールサポート系ロール
特殊系ロールが存在し、それらを自由に組み合わせて楽しむことができる。

いずれも特徴的であり、ロールはセッティングしているロールのレベルを上げると
あらたなロールが生み出される仕様になっているため、全部入手するのは時間がかかる。
さらにバトル中に条件を満たす内容のバトルコレクションがあるので、
そちらで条件を達成できれば解放されるロールなどがいくつあります。

このバトルコレクションの獲得が凄く数が多いので面倒だったという印象が残った。
トロフィー獲得条件にも含まれている内容なので、全部達成させるには100時間程度では
全く足りず、周回プレイをしながらまったりと取るような内容になっているのだろう。
特別強いロールば絡んでいるわけでもないが、トロフィーをコンプリートさせようとすると
とにかく大変だと感じる数です。


ストーリーの冒険中は、遺却のカテドラルという小さいダンジョンに立ち寄れる。
何のために設置されたダンジョンかは分からないが、とくにストーリー性もないので
宝箱収集とレベル上げのために用意されたような内容です。
闘技場に変わるようなシステムとは少し異なるが、繰り返しダンジョンに挑むことはできる。

ストーリーを最後までクリアすれば試練の洞窟が解放されて、
スターオーシャンシリーズでおなじみのガブリエルやイセリア・クィーンとのバトルが控えている。
こちらも複雑な構造のダンジョンではなく、3エリアぐらいの簡単なマップを進んでいき、
最奥にいるボスを倒す流れになっている。

貴重なオリハルコンやムーンナイトなどの素材を入手できるため、何度も繰り返しプレイする
やり込み仕様になっているが、あまりおもしろい内容でもなかった。
もっとも周回プレイでキャラクターの強さを引き継いだ状態で遊ぶことができなかったので、
周回プレイをする場合はあまり意味をなさないのが残念なシステムだと思った。


全体的にスターオーシャン5を見ると、ゲームボリュームの無さを街やフィールドを
何度も同じところを駆け巡ってプレイ時間稼ぎを行っているような内容が疲れるゲームだった。
PAにおいては何度も発生するため、すごく退屈感が襲って来るため、ああいった仕様は
今後二度と作らないで欲しいと少し反感すらあります。

面白いゲームだった、つまらないゲームだったなど凄く微妙な路線のゲームだった。
点数でいえば50点ぐらいの評価といったところでしょうか。
クソゲーと言われればそうでもないような気がするし、全く神ゲーではないことは確か。
微妙な路線のRPGではあるが、2~3年開発に時間をかけてこんな感じだとすると
JRPGも廃れてきたような感じがどこなくしたのが虚しさを感じたところでもある。