龍が如く極

PS3、PS4で発売されている龍が如く極の感想。
今作の龍が如く極は、基本的に龍が如く1をリメイクした龍が如くシリーズ10周年ソフトです。
今では見劣りするようなPS2だった頃の龍が如く1とは比べ物にならないぐらい、
グラフィックが進化を遂げました。まるで別もののように新しくなっているところもある。
ローディングが速くなったという点もストレスが解消されてます。

ストーリーで新しく追加された要素といえば、桐生一馬が獄中生活をしていた際に、
変わり果ててしまった錦山彰は一体何をしていたのだろうか?などとった部分が、
ムービーで加えられるなど若干のシーンが見られる。
ゲームの全体的な部分は龍が如く1とさほど変わらないものがあるが、
少し改変されてあった箇所などもあった。
龍が如く極の主題歌はB'zの稲葉浩志が新たに制作した楽曲です。


ゲーム的なもので新しく加えられているシステムは、どこでも真島です。
神室町を歩けばマンホールから出現したり、ゴミ箱から登場したりと神出鬼没ぷりを
見せていた真島吾朗だが、どこか狂犬らしさが無くなったような気がした。
いろんなバトルスタイルの真島吾朗と戦うことになるが、
真島との因縁ランクがどんどん上がる度に、真島も強くなっていくので
だんだんと倒すのが面倒だなと感じる部分も感じられるようになってきた。

龍が如くシリーズで真島ファンからすれば面白いと感じる光景だが、
ストーリーやらゲーム性を重視に楽しんでいる方からすれば微妙に感じるかもしれない。
龍が如く極の真島はどこか面白おかしな人といったような印象で、
東城会の極道らしさというのがあまりなかった気がした。

また真島吾朗を倒しても、すぐにエンカウントバトルとして登場するし、
ストーリーでもバッティングセンターやソープの店に現れたりと、
読めない人というよりは、どこか物語とつじつまが合わないというかズレてる気が…。
真島を前面に出しすぎたことで、何だか龍が如くとは微妙なゲームなんだなと
思われる可能性があるかもしれない。




バトルシステムに至っては龍が如く0から引き継いだ仕様がほとんどです。
桐生一馬はチンピラスタイル、ラッシュスタイル、壊し屋スタイル、堂島の龍スタイルの
4系統のバトルスタイルを切り替えながら戦うシステムで、
そこに超スタイルの極みというヒートアクションが加えられていた。

堂島の龍スタイルにおいては、桐生は留置所で10年間過ごしていたということもあり、
かなり使えないほど弱体化している状態からスタートされる。
そこで前述した『どこでも真島』のシステムで堂島の龍スタイルを強化していく流れでした。
基本は真島吾朗をたくさん倒すといった内容で、あまりひねったシステムでもない。

ボス戦においては体力が減るとスタミナ切れで休んだような状態になり、
謎の体力回復モードに入る。それを阻止するために超スタイルの極みを発動させて
攻撃を加えることになるが、序盤のボスならまだしも後半頃になってくると
ボスの回復量が多すぎて、超スタイルの極みはあくまで回復をストップさせるための
行為という部分でしか役に立っていなかったのが残念だった。


バトル以外では今までの龍が如くシリーズのようにサブストーリーも健在。
こちらはストーリーとは外れた、ちょっとした物語を楽しむことができるものだが、
基本的に龍が如く1をそのまま使用されている内容ばかりだったのが微妙だった。
ストーリーを捕捉する内容はともかく、何だか味気ない内容のお使いで終わるパターンも多く、
こんなんでいいの?と思ってしまう内容が今作では多かったのがどうかと思う。
今までの龍が如くシリーズのようなサブストーリー独特の面白さが損なわれたかな・・・

サブストーリーを全部クリアすれば今作も亜門が登場して戦うことになったが、
いつもの亜門丈といった感じでとくに真新しさは感じられなかった。
何か龍が如く極らしさというのが感じられないかもしれない。


ミニゲームが楽しめるプレイスポットでは、全体的に前にあったやつをそのまま
収録した感じのものばかりだった。これに関しては毎度のことだと思うが、
今作の目玉ぽいのが昆虫女王メスキングになっていた点でどうも不審に思ってはいたが、
龍が如く極のオリジナルコンテンツ不足を覆い隠す内容ぽいのが大変残念に思えた。

メスキングは基本は昆虫カードやわざカードを集めて、どうのこうのと楽しむ内容だが、
ジャンケンバトルなので別に苦労してカードを集めたところで、ジャンケン勝負に
勝たないとあまり意味が無い点なのがどうかと思う。
ビジュアル的に面白いものだとは感じますが、でも龍が如く0のキャットファイトで
同じようなものをすでにプレイ済みなので使い回しという印象でしかなかった。

ポケサーにおいても基本は全部一緒で、コースの内容が若干違っていて、
ポケサーファイターがどのような人生を送っていたのか話を聞ける程度だった。
あとはいつもの賭場やカジノ、そしてクラブセガで遊べるミニゲームだったので、
全体的にオリジナル要素というのがなかったので、もう少し練りなおしてほしいものがあった。

キャバクラにおいてもいつものやつで、文章を呼んで好感度の上がる選択肢を選び、
キャバ嬢を喜ばせておいてアフターに誘うという流れだった。
龍が如く維新ではミニゲーム風のキャバになって面白くなってきたかと思っていたが、
また従来の会話型のようなものだとやはり退屈である。
龍が如く0ではシノギを楽しむ内容だったが、あんな感じやつだったら最高だったと思う。


闘技場においても前々からあるシステムで、選手たちが闘技場で戦う内容だが
こちらも龍が如く0をベースにした内容でした。
選手だけが龍が如く1からいたもので、システムなものは龍0ベース。
柔道会の篠原氏が参戦しているだけあってリアルファイトを拝めるかと期待していたが、
まあ何でしょうか。やっぱり作り物というか本格的な何かが感じられなかった。
投げ主体の柔道家なのに打撃とか繰り出すし、何かが違う気がする。

収集要素はコインロッカーの鍵集め、そして達成目録CP交換所といったシステムです。
これも龍が如く維新や龍が如く0のときからあったものなので、
やはり真新しさを感じるものはなかったかと思います。
というか達成目録のデータも龍が如く0と一緒でしたからね。
また簡単に攻略できるようになっている感じでもなかったので、とにかくコンプリートするのが
大変だったという面でしかなかった。


メインストーリークリア後の要素では、いつもの遥のおねだり
そして究極闘技が解禁される流れでした。
遥のおねだりはプレミアム・アドベンチャーで遥のお願いごとを聞くないようだが、
ビリヤードを達成する項目が大変というかストレスをかかえる内容だったのが残念。
またいちいち遥のお願いごとを再度行うにしてもエリア切り替えを行わないといけないので
何かと不便に感じてしまうところもあった。

究極闘技に関してはいつもの流れで、こちらはPS4でシェアできないので
初めはどうかと思ったが、龍が如く0のようなランキング形式で争う形じゃなくて
ミッションを攻略していく内容だったので別にシェアできなくてもいいかなと思うとこもあった。


全体的に龍が如く極を通して考えると、龍が如く1と比較すれば良くなったと言えるが、
新作ソフトの龍が如くシリーズという観点で見ると微妙に感じるかもしれない。
龍が如くってもう少しおもしろいゲームだったよね・・・と思う内容だったので
イマイチどこか冴えないソフトでもある。

とはいえ開発陣からすれば、短い期間で制作したソフトなので満足しているとは思うが、
ユーザーからの目線で見れば何だかなと思うところもございます。
まあ龍が如く6の先行体験版欲しさに購入した層もいるのかな。
でもそれならフルリメイクじゃなくて外伝作品を作って欲しかった気もするわ。